今後も継続して勤務してもらうため、あるいは仕事へのモチベーションを高める目的で、その企業に勤務する従業員・社員や家族に対して与えられる待遇や手当を、福利厚生と言います。

福利厚生は、それぞれの企業で決めているものと、法律で決まっているものの二つに分けられます。
そして、この項目は大まかに分けて体育やレクリエーションなどの活動のためにある「体育・文化・レクリエーション」、メンタル面の衛生・ケアと健康診断のための「医療や健康」、育児補助や休業、介護での休業の「介護や育児支援」、財形貯蓄目的の「財形の形成」、リフレッシュ目的の休暇と自己啓発のための「能力開発や自己啓発」などがあります。
また、遺族年金の他に慶弔などの「災害や慶弔」とそれ以外にも社員食堂のような食事に関することも、該当する内容となります。

以前の福利厚生は、社会保障代わりの手当だったり、給与が低いゆえの支障をできるだけ抑えるために、取り入れられていました。
今現在は医療や介護、老後などの保障面や財産の形成手当を含めた福利厚生費そのものの費用は、抑えられつつあります。
一方では、「能力面などのブラッシュアップ」や「医療や健康」、「介護や育児」、へのサポートを強化する動きもあります。

最近では、今までなかったような内容を取り入れている企業もあります。
例えば、その日の後半の仕事が円滑にいくように一定時間お昼寝することを許可していたり、朝食を食べてきていない人のために常に果物を置いている企業があったりと、それぞれの企業で工夫した形で導入することもあります。